私たちは、微細藻類をキーワードとして、DHAと燃料の生産技術をターゲットに据え、技術開発をしています。

ターゲット1.藻類由来の高品質DHAの生産技術開発

藻類由来の高品質DHAの生産技術開発私たちは、パームオイルの副産物を栄養源として、高品質DHAを高効率に生産するための技術開発を行っています。
その副産物を利活用したDHAを生産する世界でただ一つの会社として、生産技術の特許を出願しています。

藻類技術で環境問題・経済問題を解決していきます。

世界最大のパームオイル生産国であるインドネシアには、国内に875を超える生産工場があります。これらの工場は、1日当たり455,000MT(m3)(25mプール約910個分)を超える大量の廃液POME(Palm Oil Mill Effluents)を排出しています。大きな環境問題の一つとなっています。POMEは、BOD(生物化学的酸素要求量)値が高く、水質汚染やメタンガス等の温室効果ガス発生の温床となり、重大な環境・経済問題に発展していますが、効果的な解決策が見つかっていませんでした。

そこで、私たちはそれを解決する手段として、微細藻類に着眼しました。
生産工場からの廃液は、藻類生育に必要な栄養源です。藻類が利用することで、BOD値が低減され、水質が改善されます。さらに、藻類から抽出されるDHA含有オイルが、新たな利益をもたらします。

私たちは、藻類によってPOMEを価値あるものに変えていきます。


藻類技術で環境問題・経済問題を解決していきます。


私たちはそれを「パラダイムシフト」と呼んでいます。

インドネシア最大の産業において、パラダイムシフトを起こせるかもしれません。

パームオイル生産会社の主たる収益源が、パームオイルから高付加価値のDHAオイルにシフトすることにより、私たちはその収益増が、環境・経済問題の解決の手助けになると考えています。

パラダイムシフト

MoBiolは、パームオイルの副産物であるByLPOを活用して、藻類由来の高品質DHA含有オイル、PC-DHA(リン脂質DHA)、さらに、魚介類のDHA含量を引き上げる水産飼料や、PC-DHAを含量する鶏卵を生み出す畜産飼料の生産技術を開発しています。

当社の技術は、既存のパームオイル製造プロセスには手を加えません。新たなパームオイルの販売益はそのままに、更にByLPOから、パームオイル自体の数倍の利益を生み出します。

藻類の革新的技術で、

  1. 持続可能な環境保護
  2. 水と大気の清浄化
  3. パラダイムシフト

を実現します。

ターゲット2.藻類由来の燃料生産技術開発

藻類由来の燃料生産技術開発私たちは、インドネシアでの技術展開を視野に入れ、微細藻類燃料の生産技術開発を行っています。

国際航空輸送協会(IATA)が2020年までにCO2排出量50%削減目標を掲げ、バイオジェット燃料の導入を計画すると発表するなど、今後のバイオ燃料開発に期待が高まっています。特に微細藻類は、トウモロコシなどとは異なり食物生産との競合がないため、次世代バイオ燃料として注目を集めています。

微細藻類から燃料生産が可能であることは、世界中の大学や研究機関、民間企業の研究報告で既に示されています。しかしながらこれを実用化するためには、生産コストを石油価格よりも下げること、燃料の原料となる微細藻類を大量に培養するための広大な土地と水を確保することが課題です。

私たちは、これらを解決するための立地として、インドネシアに注目しました。

表1.「日本とインドネシアの環境比較」で示しているとおり、インドネシアの1人当たりの名目GDPは日本の約10分の1、国土面積は日本の5倍です。生産にかかるコストを抑えることができる経済環境にあり、さらに広大な土地を確保することが可能です。

2004年以降、インドネシアは石油輸出国から輸入国に転じたことにより、石油代替資源の開発が国家的課題となっています。インドネシアは燃料生産技術への要請が強い状況にあります。

表1. 日本とインドネシアの環境比較

  インドネシア 日本
1人当たりの名目GDP(2017年) 3,876USドル 38,440USドル
国土面積(2018年) 191万3,580km2 37万7,974km2
人口(2017年) 2億6,189万人 1億2,709万人

※出典JETRO、総務省統計局

私たちはこれらの点に注目し、燃料生産技術をインドネシアで展開するために、インドネシアの気候を再現できる設備を構築した上で、微細藻類燃料生産の技術開発を行っています。

技術開発体制

私たちは、微細藻類に特化したプロフェッショナルな集団です。

筑波大学 藻類バイオマス・エネルギーシステム研究開発拠点(ABES)、一般社団法人藻類産業創成コンソーシアム(AIIC)と協働し、DHA及び燃料生産に係わる技術開発を進めています。

技術開発体制